FPの実践ブログ

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最近の村上世彰氏を見に、特別セミナーに行ってきました(『生涯投資家』)

八重洲ブックセンターで開かれたセミナーに行ったら、『生涯投資家』をまたゲット

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意味もなく、書籍の表紙に東京証券取引所の写真があったので、東京証券取引所のクリップを上に乗せてみました。

 

さて、7月25日に八重洲ブックセンターで開かれた村上世彰氏のセミナーに行ってきました。

 

八重洲ブックセンターでこのような告知を見たからです。

村上世彰『生涯投資家』(文藝春秋)刊行を記念して、特別セミナー「『今こそ語る村上ファンドの真実』事件の核心と我が投資術」を開催いたします。 

http://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/12200/

 

80名限定のセミナーでしたが、いつの間にか、満員御礼となっていました。早めに申し込みしておいてよかったわ。

 

その特別セミナーに書かれてあった村上世彰氏の経歴です。本の中に書いてあった経歴も同様です。現在は、シンガポール在住ということです。お金持ちは、シンガポール行っていますよね。

 

村上世彰(むらかみ よしあき) 1959年大阪府生まれ。 1983年から、通産省などにおいて16年強を国家公務員として務める。 1999年から2006年までファンドを運営。現在シンガポール在住の投資家。

 

 

フジテレビの件があった頃のいわゆる「村上ファンド」時代は、テレビを通じてしか知らなかったのですが、とても頭の回転が早い人だなというイメージがありました。早口のイメージあったのですが、今回お話を聞いてみて、白髪が増えて老けたなぁと失礼にも思ってしまったことと、それほど早口に感じなかったことが印象的でした。

 

それにしても、私は『生涯投資家』を発売日に買っていたので、すでに2冊めですよ。どうすんだ。実は、私は村上世彰氏のファンなのか?

 

発売日に買ってすぐさま読んだ時のブログ

『生涯投資家』村上ファンドで有名な村上世彰氏の本を読んだ 

 

甥っ子のようなこれからの将来がある、若い人にプレゼントするつもりです。それにしても頭の回転が早い人の話は聞いていて面白いので、たとえ2冊持ったとしてもそれはそれでいいです。それに、台湾好きで、中国留学したことのある私としては、華僑的考え方に触れるのが目的でしたから。

 

本をプレゼントされるということは、申し込みをした時点で知っていたので、おそらく特別セミナーの会場に来た人で、すでに書籍を買ったという人はほとんどいないものと思われました。セミナーの内容も、ところどころ、本に書いてあったなぁと思い出す部分がありました。

 

これから氏の書籍を読むという人は、元々興味がある人でしょうから、あっという間に読んでしまうと思いますよ。村上世彰氏の書きぶりは意外と冷静でしたし。

 

セミナー会場に来ましたら、「村上ファンドの真実」よりは、村上世彰氏の現在のことを知りたい人が多かったように感じます。質問でもこれから投資をするならどうするかとか、これからはどこに着目するかとかの質問がありましたから。まぁ、過去の話ですし、あの頃と、今とでは、日本人の投資に対する考え方も変わってきたように思います。

 

すぐに質問を受け付けるとのことで、いくつか質問を取ったうえで、話をはじめました。

 

その中でも、お父さんから言われていたという投資哲学が取り上げられました。私もこの前のブログに書いた「上がり始めたら買え、下がり始めたら売れ」です。

 

まったくもって、仮想通貨の取引をしてみて、それが実践されていない私ですが(ごくごく少額なのに、ついつい天井を狙ったり、底を狙って失敗するパターン)、再度、今回のセミナーに来ても村上世彰氏がおっしゃっていたので、これはけっこう深い投資哲学かなと思いました。

 

記憶のままに、セミナーでの話は

 

それではセミナーでお話をされていたことを記憶の残っている部分をメモ書きにしてブログに書いておきたいと思います。

 

私の記憶と、少々書き留めたメモなので、どこまで正確なのかわかりませんが、参考までに。

 

以下、メモ書き

 

日本人は投資をしないと言われるが、FXについては日本が1番やっている。

村上世彰氏が投資をするときはいつも、期待値を考える。

FXは、売りと買いだけ、どこかで必ず売る時がくる。

株は、所有者になれる。たとえ1000株でも会社のオーナー

リスクを取っているのは、株主。

宝くじはトータルでは必ず負け。期待値が0.3にしかならない。競馬は0.75

期待値が1を下回らないことを考える(勝率が低くても期待値で考える)

人様のお金を預かるのなら、自分でも1割は必ずお金を入れること。

見ておくべきもの、伊藤レポート、コーポレートガバナンスコード、スチュワードシップコード(ただし、読みづらい)

コーポレートガバナンスコードとスチュワードシップコードは、車の両輪。

伊藤レポートは、日本の市場はどうあるべきか書いてある

 2006年からの3年間は投資よりもNPOの活動を支援していた

自分の投資の失敗は、中国のマイクロファイナンスとギリシャ国債への投資

不動産投資は父に連れられて見続けてきたので、好きな分野

これからの投資としては、日本の個別株よりも「指数」を買うのがいいのではないか

もし個別株で投資をするのなら、企業のIRに電話して疑問点を聞く(株主なのだから)

会社より、IRの人は今でなく、これからことを考えていることが多い

人口が減る国はしんどい

人口が減っていく国に投資する人はいますか?

人口が増加する国としてはASEAN

 

以上、だいたいこんなところでしょうか。思い出したら、追記しておきます。

 

村上世彰氏は「数字」については、頭に入っていてスゴイなと思いました。これは通産省などで国家公務員として働いていた時代もあったからということもあるのでしょう。

 

企業だけの数字を追うということのみならず、同時に、もっと大きな視点でも捉えていたように感じました。お父さんが国家公務員になれとアドバイスしたのは、氏にとって良かったことだと思われます。

 

それと、今回、書籍を書くにあたって、考えたことは、「ウソを書くのはやめよう」だったそうです。

 

真実というものは、批判しにくいものだから。

ただ、自分が書くことがどのように受け止められるのか不安だったとの本音ももらしていました。

 

それは、きっとあの「村上ファンド」で世間から騒がれた時期があったからでしょう。何を言っても悪くとられるというのか、ポジトークと取られるとか。

 

それは恐怖だったともおっしゃっていました。

 

ひとつひとつの批判があってもある一定数の母数になるとわかってくることもあるとも言っていました。

 

最近はSNSも利用する人が増え、気軽に意見を述べられるようになりました。たとえば、ネットでも暴言があってもその一方で冷静な意見が出てくる、のようなものでしょう。まぁ、炎上ということもありますけどね。

 

私自身は、これからの日本はもっと外国人の移住を増やしていかないとダメだろうなと思うところもあったので、途中で村上世彰氏から質問があったのですが、「5000万人の外国人が日本に入ってくるとしたら、どう思うか」に対して、いいと思う人があまりいなかったのが残念と思いながらも、それが普通だろうなと再認識しました。シンガポールやフランスの例を出して教えてくれました。

 

外国人の受け入れは、ほとんどの日本人が嫌がるんですよねという部分に、それではダメだろうなと思ったのですよ。それでなければ、衰退することを受け入れるか、だと思うのですけどね。

 

これからはASEAN諸国に期待ですかね。バングラデシュとか、ミャンマーとか。まだまだインフラはもちろん、投資環境も、法的な面でも整備が必要でしょうが、なんだか「熱い」というイメージありますからね。

 


 

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