イデコ(iDeco)という名称は、FPや銀行、証券会社の人には浸透しているけれど、一般の人には浸透していないのではないかとずっと思っていたのですが、意外と、興味を示している人には、知られているようです。
個人型確定拠出年金というよりも、覚えやすいですからね。
おすすめについてもいろいろと!イデコを扱っている金融機関の比較から
それで、イデコ(iDeco)なのですが、比較したいという場合、2つの意図があります。
その1,イデコ(iDeco)自体はやりたいのだけど、どの金融機関を使って行ったらいいのかわからないということと、
その2、世間ではイデコ(iDeco)が節税になっていいと言うけれど、小規模企業共済とどっちがいいの、または、国民年金基金とどっちがいいのという比較です。
今回は、どの金融機関がいいのかを書いてみたいと思います。
企業型の確定拠出年金とは違って自分で金融機関を決められるイデコ
企業型の場合は、従業員に選択の余地はありません。会社が決めた金融機関で確定拠出年金の口座を開きます。
企業型の場合は、マッチング拠出(自分も個人としてお金をだして、会社側の金額と足して、その金額を確定拠出年金の口座で運用すること)以外、会社がお金を払うので、自腹を切ることは基本ありません。
しかし、個人型確定拠出年金、イデコ(iDeco)の場合は、事情が異なります。自分で好きな金融機関に申し込みができます。
金融機関を選ぶのは慎重にした方がいいと言わますが、それは決定後、金融機関の変更が面倒だからです。金融機関を変更するのもできなくもないのですが、かなり面倒(イデコを行うのでさえ、面倒なのに)なので、おすすめできません。
だからこそ、慎重に金融機関を選んでください。
それでも慎重すぎて、放置、よりはいいです。
60歳までなので、日々、イデコ(iDeco)の積立をする日数が減っていきますからね。やるやるといいながら、放置が一番の損です。
手数料0円とはいうものの、国民年金基金連合会などの手数料がかかる
さて、イデコ(iDeco)を扱う金融機関を探そうと思うと、手数料は無料とか、0円と書いてある広告を見かけるでしょう。
この時、「無料」の言葉に惑わされないようにしてください。
実はまったく手数料なしかというとそうでもありません。
あくまでも、金融機関の運営管理手数料が無料、0円なのであって、国民年金基金連合会などに支払う金額が毎月発生します。
この点が、銀行の普通預金と違います。口座開設して、自分のお金が減っていくという経験をしたことがない人にとっては、手数料が取られていく、ということが慣れないでしょう。
この手数料ですが、国民年金基金連合会に払う手数料が別途必要となるわけですが、金融機関の取り分、すなわち、運営管理手数料を無料としているところがあります。イオン銀行、大和証券、SBI証券、楽天証券が主なところです。
また、金融機関によっては、○○円以上積み立てた残高がある人は無料にする場合もあります。自分の銀行を通じて引き落としをする場合は、無料にするというところもあります。確定拠出年金は、金融機関を通じて行いますが、その金融機関の口座とは別となります。
例えば、みずほ銀行の口座を持っていたとしても、新たにみずほ銀行に申し込みをして、確定拠出年金用の口座を開設します。
ちなみに、みずほ銀行はイデコ(iDeco)の残高50万円以上、もしくは、条件(いろいろ書いてありました)を満たした人は運営管理手数料が無料になると書かれていました。
投資信託で積み立てる場合、信託報酬の手数料に注意 (手数料は少ないほうが理想)
次に考えるべきなのが、信託報酬という投資信託としての手数料です。
これが○○円となっていないで%で表されるので、手数料として考えていない人がけっこういます。意識しないのですよね。
でも、この%が高いと長期の積み立てになるイデコ(iDeco)では、けっこう差が出てくる部分になります。
手数料なんて数百円くらいでしょ。と思いますが、手数料がジワジワと効いてくるのです。
>>>>マネックス証券 iDeCo
私のオススメは、ネット証券会社
このように考えてくると、おそらくほとんどの人にとっては、SBI証券か、楽天証券に絞られてきます。コストが抑えられるネット証券になります。
ネット証券に対して抵抗がある場合は、自分のメインバンクにするとか、ろうきん(労働金庫)のイデコ(iDeco)にするという人もいることでしょう。
SBI証券と楽天証券の2社は、比較的早くから個人型確定拠出年金に対して取り組んでいます。
最近、イデコ(iDeco)を取扱い始めた金融機関もありますが、遅ければ先行している金融機関のいいところ、悪いところがわかりやすいから「打って出る」のがやりやすいと思うのですが、私にはそれほど魅力的な金融機関とは感じませんでした。
中にはイオン銀行が比較的いいという人の意見をみたくらいですね。
さて、実際にイデコ(iDeco)をやると定期預金にするのは、もったいないです。先ほど書いた国民年金基金連合会などに払う手数料があるので、目減りすることになります。
投資信託、それも信託報酬が低めのインデックスファンドがおすすめと思いますが、これも違う意見の人もいます。
扱う投資信託も多いほうがいいのか、多いと自分で選ぶことができなくなるので、ある程度絞ってくれたほうがいいのかという点も、人によって考え方が異なる部分です。
私は、こちらがダメなら、あちらへと投資信託をいろいろと変えていこうと思っていたので、扱っている投資信託の種類の多さでSBI証券のイデコ(iDeco)にしました。
臨機応変に、その時の状況によってどの投資信託にするか決めようと思ったからです。
種類が多いとかえって選べないと批判する人もいますが、種類が多いのはいいですよ。
SBI証券のイデコ(iDeco)をやっている人は、ログインすると、人気ランキングが載っていますから、どの投資信託を買っていいかわからない!という人は、人気ランキングを参考にするといいですよ。
人気があるということは、それなりにみなさんが、これを買っておけばいいだろうと思っているものが上位に来ますからね。
上位の中で、国内株式と国際株式のように分けて買っておくのも分散として、一つの手です。
その一方で、投資信託の種類が少ないほうがすっきりしていいわ、という人もいます。
ある程度絞ってくれているし、書類の書き方がわかりやすかったからと、私の親戚は楽天証券のiDeCoに入っています。
これらは、各自の好みになってしまいますね。肝心なのは、「始めること」ですからね。