DCも「乗るしかない。このビックウエーブに」ということですね
6月くらいにも、50万人突破したということで、注目度アップしていた個人型確定拠出年金ですが、まだまだ伸びますよーってことです。
2017年8月25日付、日本経済新聞記事より
確定拠出年金、個人加入1.8倍 対象拡大から半年で :日本経済新聞
個人型確定拠出年金(DC)の加入者が拡大している。1月に現役世代の全ての人が加入対象となり、厚生労働省によると、6月時点の加入者数は約55万人と半年間で約8割増えた。少額投資非課税制度(NISA)と比べ幅広い税制優遇が受けられ、個人で投資を始める手法として広がっている。
まだ、やっていない人がいましたら、ぜひ検討を。
なにも上限いっぱい積立しなくても、月5,000円でもいいのですよ。
ただし、会社ですでに企業型確定拠出年金をやっているなどで、加入できない人もいますので 、「可能な人」は税金も抑えられるよ、ということで検討はじめてください。
企業型確定拠出年金をやっている会社員の方は、残念に思うかもしれませんが、自分が掛け金を拠出するのでなく、会社がお金を出してくれるのですから、それはそれで勉強しておきましょう。
ちなみに、厚生年金に入っている2号被保険者の人は、会社がまったく確定拠出年金をやっていない場合は、個人型確定拠出年金をできます。またマッチング拠出と言って、会社と自分と両方がお金を出すというタイプもあります。
DB(確定給付企業年金)や厚生年金基金をやっている会社でもそれに上乗せして、企業型DC(確定拠出年金)や企業型DC+個人型DC、個人型DCのみ上乗せというパターンもあります。
企業型確定拠出年金をやっている場合で、個人型が可能な場合は規約で定めた場合など限られるケースが多いようです。
ですから、どちらかというと企業型確定拠出年金をやっていない会社の人とか、自営業、公務員、専業主婦がメインかな。
自分が年金の1号被保険者、3号被保険者なら、個人型確定拠出年金ができますよ(ただし、専業主婦は税金を払っていないので、確定拠出年金の利点のうち、所得控除で税金が減る、という部分が使えないという点には注意が必要です。
今までも何度もブログに書いたのですが、もう一度、確定拠出年金で有利な点を簡単にあげると、、、
1、全額所得控除になる(所得税、住民税が減る)
2、運用益は非課税(利息から2割ほど税金引かれているのは知っていますか?)
3,受け取り時には、退職所得控除、公的年金等控除が使える
税金が減ることに注目されていますが、2番の運用益は非課税、という点は、けっこう地味に有利なのですよ。その分、積立と運用益が増えていきますから。
月々の積立の上限枠は毎月消えていくので、できれば早く始めると、いいです。
個人型確定拠出年金でも投資信託を中心に考えよう
日本人は、貯蓄と保険は好きですが、投資というと拒絶反応する人もまだまだいます。
今の時代、銀行の定期預金で積立しても利息がかなり雀の涙です。下手すると時間外に自分のお金を引き出したら、その手数料のほうが高いかもという時代ですよ。
投資というのは、自分の頭で考えないといけません(人が、これ儲かるよというお話には乗らないで)し、完全に自己責任ですが、勉強し始めると面白いものです。
どうしても投資で積立がわからん!という人には、書籍も多くでています。
個人型確定拠出年金に限ったことではないけれど、「投資」についての基本的なことならば、この本がありますね。知っている人も多いことでしょう。
さらに実践編としてわかりやすくしたのが、これ。
家計簿&投資術です。
このようなわかりやすい本を読んで、さらに確定拠出年金、それも個人型確定拠出年金について書いた書籍を読むといいです。イデコ(iDeco)の愛称がついている場合もあります。
少額でいいので、イデコ(iDeco)、すなわち個人型確定拠出年金は5,000円から始められるので、まずは、やってみることが大事です。
書籍を読むだけ、ブログを読むだけ、よりも自腹を切ると真剣味も違いますし、それに面白みがでてきますから書籍やブログで言っていたことが自分で納得できます。あ~こういうことなのね、と。
【参考用】
確定拠出年金用ではありませんが、こちらはNISA(ニーサ)用でもいいですね。
テレビ東京の「カンブリア宮殿」を見て初めて知った人もいますが、今、大人気の投資信託の「ひふみ投信」です。
ひふみ投信は、投資信託全体で、7月は資金流入額10位でした。平成29年2月に資金流入額で第6位にランクインして、「3月以降は月間5億円程度の資金流入が継続している」とのことでした。
2008年から毎月1万円積立てした場合、7年5ヶ月(89ヶ月)後に、89万円のお金が何万円になったのか、サイトに結果が書いてありますよ。
ひふみ投信のサイトへ