埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳、専門家の視点で気になったことを書きます



新社会人は知っている?初任給は多めになる理由

後やらやってくるのが健康保険料、厚生年金保険料

昨年は新社会人シリーズとして年金やら健康保険やら社会保障制度についていろいろと書いてきました。

 

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今年はまったく書いていないです。とりあえず初任給が出た頃と思いまして、無駄使いしないでねという意味でブログを書いておきます。

 

今はアルバイトを経験した人ばかりでしょうから、初任給と言っても、まったく初めてのこと。初めて働いてお金を得たという人はほとんどいないはずです。

 

それでも意外と社会保険料に関しては盲点かもしれませんね。それとともに知っておいてほしいのは、「保険」とあるからには、給付されることもセットにして覚えておいてほしいです。

 

払うだけ払って、もらうべき時、これは万が一の時とか、いざという時のことになりますが、もらっていなかったとか、誰も教えてくれなかったとかいうことが多いです。

 

社会人になったら、教えてくれなかったではなく、自分から情報を取りにいくくらいの心がけでいたほうがいいですよ。

 

会社を辞めてから会社が雇用保険に入っていなかった、健康保険に入っていなかった、年金もかけていなかったと騒いでいる人がたまにいるのですが、会社を離職する前、会社員だった時に、給与明細書は見ていなかったの?と聞きますと、口をモゴモゴさせるのですよね。

 

前置きが長くなりましたが、初任給から本来は税金と社会保険料が引かれます。天引きですね。

 

ブラックな会社ですと、法人ならば入らないといけない、健康保険、厚生年金保険に加入しないで自己責任とか言って国保や国年に入っておけというかもしれませんが本来はいけないことです。

 

通常は、給与から健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、それに税金(所得税と住民税)が引かれてあります。

 

社会保険料と税金の天引きは給与明細をチェックするクセをつけて

 

必ず、給与明細書は確認してください。雇用保険料引かれているか、健康保険料引かれているか、厚生年金保険料引かれているかです。これきちんと確認していないと、たとえば、会社を離職して失業したら失業給付を受けられなくなりますよ。給付に関係してくることです。

 

あと40歳以上の方なら、介護保険料もありますが、ここでは省略いたします。

 

多くの企業で、健康保険料と厚生年金保険料は今回の4月ではなく、翌月、5月の給与から天引きされるよ、と言われることがあります。

 

給与の締めの関係でどの会社も同じ、ということではないのですが、傾向としてはそうです。そうなりますと、4月の給与で天引きされているのは、雇用保険料と税金だけということになります。

 

まだ天引きされていないだろう健康保険料、厚生年金保険料のほうが金額としては大きいです。ざっくりとした計算ですが、社会保険料に15%、税金は5%から10%くらいと覚えておくといいでしょう。新人さんなら税金は5%でいいかな。ですから20万円の初任給なら、社会保険料すべてを足すと、3万円くらいという感覚でしょう。

 

税金は所得税と後からやってくる住民税

さて、この税金ですが気をつけることとして、今は所得税のみが引かれてますよ、という点です。

 

のちに気をつけておくこととして、住民税があります。こちらは地方税ですね。住民税は前年の所得に対してかかってくるので、住民税の天引きはその次の年の6月からになります。

 

所得証明書とかも6月を過ぎないと新しいものになりませんよね。このタイムラグがあるので、1年目の時よりもなぜか2年目の手取りが少ないやん、と思うことがあります。

 

それでもまだましです。なぜなら、2年目の時は1年目の時の4月から12月までの所得ですから、まだ少なめです。3年目になりますとその前年の所得はフルに(1月から12月までの所得)かかってきます。

 

もう、今の時点で給与が少なくてアップアップだわ、という場合は家計の見直しが必要ですねー。2年目、3年目はどうなる、ということです。1年目くらいの余裕がある時期にこそ、積立(会社に積立制度があるならそれを利用するなど)を始めるといいですよ。

 

それでその金額はないものと思い込むということです。5月になったら健康保険料、厚生年金保険料が天引きされると今回の4月より手取りが少なくなりますからね。

 

4月の初任給は何かと今までお世話になった人へのお礼とか、ご両親へのプレゼントがあることでしょうから、どちらにせよ使ってしまいますよね。4月も5月もあまり変わらなかったなんてこともあるかもしれません。

 

それでも、それでもですよ。積立をするクセをつけておくと、意外と知らず知らず貯まっているものです。それに人間、最初からないものと思い込んでいるとなんとかなるものです。

給付されることもしっかりチェック

新人さんと話をしますと、なぜか、雇用保険の給付のことは知っているのですよね。

 

失業保険と言っていますが、本来は雇用保険です。失業給付ということです。基本手当が大事ですが、雇用保険だって、失業だけのためではないです。

 

育児休業するなら育児休業給付金があります。介護なら介護休業給付金が雇用保険からでます(定年後の人には高年齢雇用継続給付なども関係あり)。

 

もちろん、雇用保険といいますと、失業した場合の収入になります。これは離職理由(自己都合か、解雇や倒産などの会社都合か)、雇用保険にどれくらいの期間加入したか、年齢によっても異なります。

 

そのほかにも雇用保険から教育訓練給付もあります。一般教育訓練給付金もさることながら、専門実践教育訓練給付金がけっこうデカイです。

 

そのほか、健康保険から病気やケガで働けない場合のための傷病手当金、出産育児一時金、出産手当金(育児休業給付金は雇用保険)がでます。なお、国保には出産手当金の制度がない、ということも知っておくといいでしょう。

 

もちろん、病気やケガで病院に行ったら医療費の自己負担は3割だとか知っているかと思います。健康保険に関しては、協会けんぽと、組合健康保険とでは違いがありますので人事や総務の人によく聞いておきましょう。それと、高額療養費制度のことも、ですね。

 

最後に厚生年金保険料ですが、厚生年金保険は何も、老齢だけではないのです。障害や遺族も年金としてあります。厚生年金保険は基礎年金に上乗せしてかけているので、国民年金に比べて保障が厚いです。厚生年金保険は国民年金と違って労使折半ですから、オトクなのですよ。

 

その他、労災のこともありますが、これは会社がお金を払っているので、労災保険になりそうだと思ったら、忘れずに、ということくらいですね。

 

昨年の新社会人シリーズに比べると、あまりにもざっくりとした説明になりましたが、大まかなことを知っておくにはこれくらいでいいかなと思います。

 

後は、自分が住んでいるところの広報誌がけっこうバカにならないので、チェックしておくといいですよ。たいては住んでいる市町村の名前で出ていますし、ポストに入っています。無い場合は駅なかのところにパンフとともに置いてあるのちょくちょく見かけるので、手に入れておきましょう。