埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

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投信の資金流入8割減の話と、投資信託に関するアンケート(投資信託協会)結果

投資信託にもいろいろあり資金一括して入れて分配金をもらうタイプかと

前年度に比べて8割減少しただとか、投資信託はリーマンショック直前以来8年ぶりの低水準、と言われるとなんだか投資信託を持っていていいのだろうかと思いますが、減ったのは、主に退職金を入れていた世代ではないかと思うのですよね。

今回は長文になったので、目次で好きな箇所に飛んでください。

目次

 

 

中高年層に人気の毎月分配型の分配金が減ったことがその原因のようですからね。

 

投信 資金流入8割減 16年度、8年ぶり低水準  :日本経済新聞

 

2016年は、毎月分配型投信の3分の1が減配になったそうですよ。運用が厳しくなっているうえ、元からタコ足と呼ばれる投資信託です。

 

自分の預けた元本削って分配金にしているという、自分のお金なんだか、増えたお金なんだか、わからない世界になっていました。

 

それでなくても最近は金融庁がフィデューシャリーデューティーとこれまた、分からない言葉を使うようになってきて、本来は毎月分配型は長期の資産形成にはふさわしくないことは重々承知ですが、それでもね、という状態になっておりました。

 

金融庁側も日本の家計金融資産が現預金に偏っていて、その伸びがアメリカやイギリスに比べて伸びが低いことに危機感があるでしょう。運用で大きく増やせませんから、これじゃいかんと。

 

さらに日本の家計において、勤労所得と財産所得の割合が8対1ですから、家計金融資産がどうにも増えないわけですね。そこに危機感があるのではないかな。

 

 ですが、退職金をもったうえでの高齢者と、これからの老後資金準備のための現役世代では同じ投資信託でも、求めるものが違うと思うのです。

 

だから私はFPの多くが悪い商品と言っている毎月分配型投資信託もそれはそれで役割があるという意見です。ただ長期に積立をして老後資金を準備しようというコツコツ積立には適していないという考えです。

 

コツコツ積立は「インデックスで信託報酬が低いもの押し」の私です。アクティブにもいいものがあるでしょうが、そういうのは、投資信託オタクにおまかせして、そこそこ勉強というタイプはインデックスファンドでいいんじゃないですかね。

 

毎月分配型投資信託が売れないとなると、次はテーマ型だとばかりに、私も最近、テーマ型の話を聞くようになりました(イナゴではない)。

 

一部ツイッターでも流れていましたが、平成29年4月7日の日本証券アナリスト協会国際セミナーでの森金融庁長官のお話もよく読んでおくといいですよ。

 

講演等:金融庁

 

平成29年4月7日 日本証券アナリスト協会国際セミナー

http://www.fsa.go.jp/common/conference/danwa/20170407/01.pdf

 

日本で売れ筋商品となっているテーマ型投信は、売買のタイミングが重要な金融商品といえます。当然、安く買って高く売ることが基本となりますが、継続的に適切な売買のタ イミングを見極めることが出来る投資家は、プロの中にも少ないはずです。先ほど申し上げたアクティブ型投信のパフォーマンスが、このことを裏付けています。個人が買う株式投信の売れ行きを過去に遡ってみても、株価のピークで株式投信が最も売れる傾向にあ ります。 

 

本来は、大安売りのバーゲンセールの時に買うのが買い物上手なのですよ。

 

それがどういうわけか、「株価のピークで株式投信が最も売れる傾向」にあるというのですからね。一番高い時に買うのですって。

 

とにかく、投資信託に関心のある一般の方々(金融機関でノルマがあるから投資信託が勉強中という人ではなく)は、上記の森長官のお話を熟読しておくといいですよ。

 

もちろん、金融機関側にも反論やら異論があるでしょうけどね。

その一方で投資信託に関心のある方も

さて、その一方で株価が高かろうが、低かろうが、コツコツを少額を積立していくタイプの話です。

 

横山光昭氏の書籍も書店で目立つところに山積みになっておりましたが、

 

>>>>はじめての人のための3000円投資生活

 

現役世代、若い方にも長期に積立するという形で、投資信託に徐々に関心をもった人が増えてきているようです。

 

f:id:rumimarusr:20170308222043j:image

それで、投資信託について教えてと言われることが増えました。本当に簡単な用語なんかについてですよ。

 

信託報酬って何?の人もけっこういるのですよ。くれるの?こちらが払うの?という人も。

 

手数料は少ないところを選ぼうね、といっていますが、先日もそれでもよくわからないから、バランス型にしたという方もけっこう話を聞きますといますね。別にバランス型がよくない、と言っているわけでなく、手数料のことをわかっているかどうかがキモですよ、と。

 

さて、このような投資信託で長期にコツコツの人が増えることで、投資とはバクチである、損をするのが当然、という人ばかりではなくなってきています。

 

少額でもいいから長期に投資信託で積立を始めた人を聞くようになった時に見たのが、上のアンケート結果です。

 

ということで、今回は主に、確定拠出年金に関しての「投資」および「投資信託」についてを見ていきます。

 

なお、アンケートの調査地域は全国ですし、 調査対象も20~79歳の男女ですから偏りも比較的少ないように感じます。また、投資信託に限っているのに、サンプル数が20,000サンプルもあるので、統計的にも信頼できるものではないかと思いますよ。

 

そのうえ、このような注意書きもありましたから。

 

インターネット調査のモニターは、一般的に情報感度が高い事が確認されており、金融商品(投資信託) においては保有率や制度認知が郵送調査モニターなどに比べて高めに出る傾向にあります。

 

 

投資信託に関するアンケート調査報告書-2016年(平成28年)NISA、iDeCo等制度関する調査) - 投資信託協会

 

https://www.toushin.or.jp/statistics/report/research20162/

 

投資信託に関する調査結果の概要だけを読んでみた 

このアンケート結果の概要を読んだのですが、NISAは年齢が上がるにつれて知っている割合が増えています。

 

若い人は投資よりも他に興味があるものも多いし、年齢が上がればあがるほど、退職金をもらったりなどまとまったお金を手に入れる機会があって、NISAのことだけでなく、投資に関することを知るのかなと思いました。

 

NISAの保有金融資産としては、株式と投資信託とほぼ半々ですね。

 

それと、ジュニアNISAですよ。

単なるNISA以上に、「知らない」とか、「名前は知っているが、制度内容はよく分からない 」という答えが増えるではないですか。

 

 確定拠出年金についても調査報告がありましたよ

 

さて、私としては企業型確定拠出年金が気になりますが、個人には、イデコ(iDeco)をがんばっていただだきたいので、そのアンケート結果を見ましたよ。 

 

個人型確定拠出年金(iDeCo)の認知率、「知っている」とか「名前は知っている」としては32.6%で、企業型確定拠出年金よりもさらに低くなっていました。

 

口座開設はほぼ1割程度。9割が口座を開いていないです。その中でもちょっぴり希望なのが、現在、金融商品を保有しているのが、20代、30代で若干ながら多めだったことです。

 

やはり、イデコ(iDeco)を金融機関が宣伝したからでしょうか。興味がありそうなのは、公務員の方々に多そうです。これから増えるでしょうか。ここの層に期待ですね。いや、税金面の優遇があるのですから、もっと自営業の人にこそ入ってもらいたいものですが。。。

 

まぁ安定的にお金が入ってくるのは、どうしても公務員の方々のほうですよね。

 

それにしても「知らないし、興味もない」という人もけっこういるのが悲しいかぎり。

 

それから、「やっぱりな」と思ったこと。

保有金融商品は 定期預金が最も多いではないの、です。でも投資信託もがんばっているよ、です。

20~30代では「外国株式に主に投資する投資信託」、40~50代では「国内株式に主に投資する投資信託」が相対的に高くなる。

 

ここの部分ですよ。おそらく、勉強したのでしょう。日本のような少子高齢化よりもこれから人口の伸びが期待できる海外のほうが、株式の市場して「長期」という視点となると、どうしても魅力的です。

 

それと私も気になる口座を未開設の人たちの理由、それと元本確保型のような定期預金や保険のような商品を除く投資性の商品を購入していない人たちの理由です。

 

「投資では元本が保証されていないから」というのは、企業型確定拠出年金なら掛け金や手数料を企業が払ってくれているので、まぁ、考えられなくもないですが、個人型確定拠出年金で、このような理由で定期預金を選ぶと手数料で目減りしませんか。

 

この低金利時代に、ですよ。わざわざ税金の優遇されている確定拠出年金という枠がありながら、それを投資、すなわち投資信託にその枠を使わないのはもったいない気がします。

 

口座未開設の理由もありまして、これはもう、「投資に回すお金がないから」という理由になるでしょうね。今やらずにいつやる?なのですが、私も積立にお金を回すくらいなら、事業にお金を回したいと思っていたから、気持ちは理解いたします。

 

質問が、投資性商品(定期預金・保険を除く商品)購入および口座開設検討のきっかけとなっているので、口座を開設しようという理由と投資性の商品を買ってみようでは、理由が違うかなとも思ったのですが、選択肢の中では「投資に回すお金ができたら」が最も高くなっていました。これは口座開設を新たにしよう思った人が主なのかな。

 

「金融や投資を勉強して理解できたら」という理由は今まで定期預金だけだったの人たちでしょうか。「手取り収入が増えたら」という理由もなんとなく、理解できますよ。なにごとも元手がないとねぇ。

 

私自身は、このアンケート結果は概要しか読んでいないのですが、それでもかなりの盛りだくさんで、本編といいますか、報告書の本体(概要ではなく)は、投資信託オタクの血が騒ぐ資料ではないかと思うんですよ。

 

「報告書」のほうも一応、ダウンロードしましたが、ダウンロードした時点で時間がかかり、さらに、ダウンロードが終わった時点で、全部で100ページほどあることがわかって私の場合、あえなく断念しました。

 

でも、概要だけでもおおよそのことはつかめますよ。上記のリンクで投資信託協会の該当ページに行ってみてくださいね。

 


テレビ東京の「カンブリア宮殿」を見て初めて知った人もいますが、今、大人気の投資信託といったら、ひふみ投信ですね。

 

>>>>月々1万円からの資産形成ひふみ投信