埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳、専門家の視点で気になったことを書きます



カードローンの宣伝で簡単だとか、無利息期間ありだとか

3月は年度末だから、さらに宣伝に加速がかかり

 

最近、やたらとカードローンだとか、キャッシングだとか、宣伝やらメールが来ているのですよね(精力剤のメールなんかも来ていて、意味不明なのですが)。事業をやっていると、今時、FAXなんて使うか!といいたくなるのですが、FAXでも来ます。

 

電話を転送にしていると、FAXを送信されると困るのだよ。ここでは迷惑FAXの問題は置いときまして。。。

 

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世の中、3月は年度末だからでしょうか。

 

宣伝メールを見ていますと、審査は最短だとか、即日融資だとか、やたらといいことばかり書いているんですよね。なかには、わざわざ来店の必要なし!とか、やけに敷居が低いことばかり強調されているのですよ。いいのか、これ。

 

それにしても、こういう宣伝メールを見ていると、世の中の動きもわかりますね。驚いたことに、最近は、カードローンというのに、カードレスですって。カードローンだけどカードは無い、ってどういうこと?カードレスにすれば財布を見られても誰にもみつからないし、たとえ紛失しても安心、ということだそうですよ。

 

そのうえ、現金の引き出しが、手数料なしだとかで、煽って、いえ、熱心に宣伝しております。いやいや、金利でその分取っているでしょ、とツッコミ入れたくなりますよ。

 

それで、ちょっと気になったんのが、カードローンでも、銀行ならではの金利だとか、それでなければ、キャッシングでも提携銀行のATMが使えるとか書かれているんですよね。貸出金利が低いとか、言われても、それくらいの金利で定期預金の金利にしてくれよといいたくなるくらいです。

 

銀行のカードローンなら安心? 

 

銀行なら安心、安全のイメージがあるのでしょうか。

 

それについて書いてある山崎元氏の記事を読みました。

 

gendai.ismedia.jp

 

消費者金融の貸出の多さや取り立てが社会問題化していましたよね。某会社のテレビコマーシャルで、ダンスシーンばかり見ていたような記憶があります。

 

それが総量規制とか、いろいろと縛りが多くなりました(余談ですが、弁護士、司法書士の「債務整理」の業務宣伝や広告もすごいものがありますね。それがこんなに多くの事務所がやっているのに、いまだに宣伝し続けているということも驚きです。それだけ、借りている人は減っていないのか?再度借りているのか?)

 

それが現在は、消費者金融の貸出残高よりも銀行のカードローンの貸出残高のほうが多くなって、銀行と消費者金融が逆転しているのだということです。

 

借り先としての銀行まで失ってしまうとかえってどこからも借りられないという問題があったのかどうか知りませんが、銀行の個人向けローンであるカードローンは総量規制の対象外とされたのだそうですよ。

 

「消費者金融+銀行の個人向けカードローン」の残高は近年増加に転じており既に信用収縮など心配する段階ではない。

 

また、銀行は個人向けローンにノンバンク(系列である場合もそうでない場合もある)の保証を付けていることを見ても、独自の審査など機能しているようには見えないし、独自に審査しているとしても、それは、顧客のためではなく、第一義的には自行の収益のためだろう。

 

どちらが、消費者金融なのかわからなくなっているようなのです。自行の傘下の消費者金融でも○○銀行のATMが使える、とプッシュしていますから、もう渾然一体となっているようです。

 

 また、山崎元氏は、私が上に書いたような問題も指摘しています。ホント、簡単な手続き!だとか、、ラクラク利用!のような手軽さを強調しているのです。

 

また、銀行は、簡単な手続きで借り入れが出来て利用が容易であることを、TV、新聞、雑誌などのメディアの広告を使って消費者にアピールしている。

 

借金をする側から見て、銀行の方が消費者金融会社よりも「怖くない」というイメージもあるし、銀行の方が、経営規模が大きいこともあって、カードローンのビジネスは伸びている。

 

一般の人には、やはり、このような消費者金融よりは銀行のほうが「安心」なのでしょうか。

 

山崎氏が指摘しているように、運用商品の手数料に関しては、消費者保護といいますか、透明性といいますか、フィデューシャリーデューティなる言葉も使われるようになっています。

 

お客様の利益にかなうような業務を行い、透明性を確保したサービスを提供いたしますというようなことをいうようになっていますよね。

 

だが、上記の記事の2ページ目にあるようなことは、放置していていいのだろうか。なんでもかんでも保護しろとはいいませんが、なんだか、収益源のためにこの問題は現状のままでも仕方ないね、といった印象を受けました。