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埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳、専門家の視点で気になったことを書きます



転職で、残業の代わりに自分の時間を増やそう

残業が多いあなたは幸せですか?

就職氷河期の時代に就職した人は特に、顕著なのですが、今の会社、今の仕事を辞めたら、正社員の仕事なんて見つからない、職に就けない、採用してもらえないと思うようです。転職なんてもってのほかと。

 また、人間万事、ガマンが大事。働くことは、ガマンである。とにかく、ひとつの会社で耐え抜くことが美徳のように思われています。そのような仕事感の人がけっこういます。

 

 今、会社経営者が数人集まると、話題に出ることがあります。経営者の立場ですよ。会社の社長さんとか、役員さんが集まったときの話題です。そのような人たちの悩みは、いかに人を採用するか、になっています。

 

求人を出しても応募がいない。募集をかけても人材不足。希望するような人に来てもらえないなどです。世の中、人手不足が深刻だからです。

 

人手不足なんてそんなことあるかなぁと、会社員の立場からはそう思うでしょうが、現在の雇用統計を見てください。失業率は下がり、ほぼ完全雇用と言っていいくらいの状況です。

 

一時的に失業している人がいたとしても、それはより良い条件のために会社を辞めただけであってどこも職が見つからないという意味での失業とは違ってきているのです。

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今の日本は、本当に人手不足になっているのです。しかし、毎日、残業多い職場にいると最近の雇用情勢なんて調べたことなんてありませんよね。

 

そういう人でも、都心のバイトの時給をかなり上げているのに採用できない、募集をかけても応募者が集まらないということくらいは聞いたことがあるかと思います。三大都市圏のアルバイトは、時給1,000円以上になっています。それなのに採用できないのです。

 

同じようなことが正社員でも、特に、宿泊業、建設業、介護や医療関係の業界で顕著になっています。そのようなところからジワジワと人手不足が言われてきているのです。

 

そのため今は働く立場のほうが強いのです。以前だったら考えられないような状況です。

そのことに気づき始めた会社の経営者は福利厚生を充実させたり、ブラック企業と言われないような労働環境を整えるようにしています。なぜなら、人がやめてしまったら、採用が難しいからです。人を大事にしない会社に未来はないのです。

 

昔のイメージのような「気に食わない人」がいたら辞めさせることをしてしまうと、次の採用が難しくなり、人が増やせないため、売上を伸ばすことができないという悪循環に陥ります。

 

特に就職氷河期に新入社員になった人は一度入った会社を簡単にやめてはいけない。次の転職先は簡単には見つからない、という固定観念をまずは、取り外してもらいたいです。

 

転職なんてできないだろうという思い込みで自分を追い詰め、毎日、残業で疲れ切っている、中には、身体を壊す直前のような状態の人には、友人、知人など周りの人も教えてあげてほしいものです。

 

幸福度を奪うものに仕事という調査結果

人に幸福をもたらすもの、反対に、幸福をうばうものという調査結果がありました。幸せになれるものには、会話とか、食事とかが上がっていました。

 

行政書士の金森重樹先生が「プレジデントオンライン」で紹介していました。

 

2017年1月24日付プレジデントオンラインより

富裕層の哲学「幸福度は、お金ではなく、“昼と夜の営み”で決まる」 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

 

これによると、ワースト1位は、朝の通勤です。満員電車の通勤時間を考えると、納得の1位です。さらには、ワースト2位は、なんと仕事だそうです。「収入を得る手段であるにもかかわらず、幸福度を損ねるというちょっと皮肉な結果」になっていると金森重樹先生は書いています。お金を得るために、不幸になっているのでは何のために働く?です。

 

もちろん、自分の食べたいもの、着たい服、住みたい場所のためにはお金が必要です。しかし、お金のためにすべてを犠牲にしていいものなのか?

 

さらには、別の調査結果を引いて、

 ランスタッドアワード2016によれば、「給与が下がっても勤務時間を短くしたい」という回答が調査対象の24カ国(全世界での回答対象者は19万6000人)の平均6.0%に比べて、日本はダントツに高い最上位の14.1%でした。

そして、勤務時間を短くしたい理由としては、「自分自身の時間を増やすため」が最も多い

このように書いています。勤務時間を短くしたい、の中には、9時から5時まで働いている人だけでなく、残業が多くてたまらないという人や、はては、サービス残業までさせられている、という人もいるはずです。

 

たとえ、今よりも給与が下がったとしても、もっと自分の時間がほしい、という切実な願いがある日本人が多くなってきているようです。

 

残業が多い職場は人間関係も悪い結果になりがち

このことからもわかるように、1日のうちで、幸福をうばうものとなってしまう仕事、すなわち、残業が多い会社で働いていると、どうなるか想像がつきますね。調査結果からもわかるように、幸福度が低くなるような時間が多くなっていくわけですから、社員の間の人間関係もギスギスしたものになってしまいがちです。

 

ちょっとしたことでいさかいがあったり、不機嫌な人が職場に多かったりします。そうりゃそうですよね。幸福をもたらすものよりも、ワースト1位、2位のものが一日の時間で大部分を占めるのですから、そうなります。そういう人たちが集まっているのですから、ギスギスした職場の人間関係になっていくのは当然のことでしょう。

 

反対に、自分の時間を増やすようになっていけば、友人との会話を楽しむ、食事を楽しむなどに時間を使うことにつながっていきます。自分の時間が多いこと、このような時間を増やした人は幸せそうなイメージがありませんか?

残業多いは辞める理由になるし、それがサービス残業なら当然のこと

とは言うものの、残業が多いから会社を辞めるなんて、負け犬のようだと言う人もいます。

 

しかし、今は状況が変わっています。日本政府も働き方改革を検討しているように、自分を殺してまで、一日のうちで殆どが仕事になるような働き方を求めていません。

 

それに、雇用保険の失業給付でも残業の多さは特定受給資格者となれるのです。よく知られているように、自己都合ですと7日間の待期期間にプラスして3ヶ月の給付制限があります。すぐには失業給付はもらえません。それに対して、解雇だとか、会社が倒産しただとかの理由がある人の場合、すぐに(誰でも7日間の待期期間はあり)、失業給付がもらえます。

 

残業が多いことは、解雇とか、倒産のために離職した人と同じ扱いになるのです。もっと詳しくいいますと、会社をやめる直前6か月間の連続する3か月で45時間、もしくは、1か月で100時間、もしくは、連続する2か月以上の期間の時間外労働を平均して1か月で80時間を超える、そのような時間外労働、そのような残業が行われたために離職、すなわち、会社を辞めることになった人も、同じ扱いなのです。

 参考:ハローワークのページより

 特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要

 

月間45時間以上の残業がある人は、けっこういると思います。それが3ヶ月連続すれば解雇や倒産で職を失った人と同じ扱いなのです。 

 

雇用保険の扱いからもわかるように、会社の倒産で辞めることになった人と同じくらい残業が多いことは離職理由になるのです。

 

残業ばかりの人生がいいとは思っていないはず

それでも、転職まではまだ考えていないとか、転職自体を考える暇がないという人もいるでしょう。

しかし、そういう人こそ、外に目を向けてほしいのです。井の中の蛙になっていませんか?ましてや、サービス残業をしているという人には、もっと他の世界を知ってもらいたいです。

 

たとえ、給与が低くなったとしても、お金だけでは幸せは図れないことは上記のとおりです。

 

しかし、中には、残業が多い会社の時よりも年収がアップしたのに、年間休日数が増えたとか、勤務時間が減ったという人もいるのです。

 

土日祝休み、残業なし(もしくは残業少ない)のような条件で探してみて、見つかったら、その時に転職する、というのでもいいです。

 

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