埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳、専門家の視点で気になったこと、新しい技術、新しい製品など好奇心の赴くままを書きます



5人の著者による確定拠出年金のトークライブ(八重洲ブックセンター)

「選択制」確定拠出年金は問題だし、取引金融機関では鴨の養殖場だし

 

最近、確定拠出年金に関する書籍を出版した、5人の著者によるトークショーに行ってしてきました。

 

他の用事を済ませてからすぐ行ったので、八重洲ブックセンターには1時間前に到着してしまいました。

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 しかし、本屋さんは時間つぶしにいいですね。1時間前でも、まったく問題なし。

 

いや、時間つぶしどころか、書籍買い込んでしまって、結局、6千円ほど使ってしまったという、八重洲ブックセンターの戦略に、まんまとはまってしまいました。

 

 夢の顔合わせです。

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そのようなことは、ともかく、早めに8階の会場に行きました。

 

比較的早めだったので、一番前に座れました。

 

すでに来ているお客さんもいましたが、このとおり、トークショーのメンバーはいません(当然です)。

 

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このような確定拠出年金のセミナーなんて、マニアックな人しか来てないと思っていたら、80人ほどいたそうです(私が数えたのでなく)。

 

竹川さんには、何度かお会いしたことありますが、お着物姿は初めてです。

 

話もうまく、セミナーの経験が多いのでしょうね。頭の回転も早く、すごい方です。

 

 

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それ以外の方は、初めてお会いしました。お会いした、というよりも「見ました」が正しい言い方ですね。

 

左端の大江さんの奥様には、セミナーでお見かけしたことあります。私が別の方に質問したら、大江さんの奥様がその質問を引き取っていただいて、的確なお答えをいただいたので、とても印象に残っているのです。

 

しかし、ここでのサイン会は別のところで購入した書籍には、サインしてくれない決まり(持ち込み禁止)になっていて、私、、、

 

すでにほとんど買ってしまっているのです。

 

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それだけでなく、ここにある書籍以外も買っていますよ。すでに10冊以上、買っているもの。。。

 

どーすりゃいいのさ。

 

しかし、その中で、井戸美枝先生の書籍がまだ購入していなかったことを思い出し、同業者だし、さっそく買いまして、サインしていただきました。

それぞれの自分の書いた書籍の強みを言いまして

それぞれの著者が、別の著者とはここが違うぞ、という点を教えてくれました。

日経新聞編集委員の田村さんは、「一番安い」とプッシュしてました。

 

竹川さんは、イデコに特化して書いたことを伝えてました(確定拠出年金には、企業型と個人型があって、IDecoは個人型のほう)。前回書いた本は、メリット中心だったが、今回は受取時の注意点を中心に書いたそうです。

 

井戸さんは家族によって、ライフプランによって違ってくるのでその点を書いたそうです。それと、ぜひ読んでほしいのが「あとがき」なのだそうですよ。

 

先程書いた田村さんは、一番安いもそうですが、海外との比較、個人型、企業型の両方とも書いたということです。確かに、取材をしたうえで、書かれているので、新聞を読み慣れている方には読みやすいですし、信頼して読めます。

 

山崎さんは、唯一、運管をやっている側で働いているという立場で書いています。と言っても、自社のことは、プッシュしてませんねぇ。山崎さんの強みは、運用のことでしょう。地雷商品が多いことに注意をうながしていました。ただ、書籍を書いた時点と、今では状況が変わっていて、ある大手生命保険会社はその後、手数料も下げ、商品もだいぶよくなったそうです。

 

大江さんは、本当に、初心者向け、確定拠出年金という言葉すらわからない人に向けて書いたそうです。大江さん自身は、現在、拠出はできないが、運用指図者になっていて、なんと、新興国株式の投信にしているそうです。他のもの(NISAなど)もあっての、DCにおいては新興国、ということでしょう。これぞ、リスクを取るですね。

 

そうそう、山崎さんは、毎月分配型投資信託やラップ口座はダメダメ商品と言っていましたね。

 

それと、企業型の場合、導入する金融機関が結局、自社の財務やら、総務やらの「おつきあい」で取引銀行になってしまっていると。

その上、そこの金融機関の社員が投資教育をするものだから、「鴨の養殖場」になっているとおっしゃっていました。ズバズバいいますねぇ。

 

できれば、労組が中心となって決めるといいのですけどね。労組がなければ、労働者代表の人でもいいけど。そういう人に知識があるかどうかで、違ってきそうです。

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それと、大江さんと井戸さんが、選択制と呼ばれる企業型確定拠出年金のことも言っていました。これ、社会保険料が下がるというフレコミで、どうもコンサルが入っているようなのですが、厚生労働省のサイトには、選択制なんて用語は使っていないことは、以前、学びました(そういうものがあるのは役所側も知っているが薦めていないわけで)。

 

鴨の養殖場も問題ですが、原資を出さずに、給与で調整するという「選択制」の企業型確定拠出年金は従業員にデメリットを伝えたうえで、それでもやりたい、という場合に限ったほうがいいかと思うのです。

 

社会保険料は削減したくなりますが、それが「節税」とは違うところで、困ったときやお金が必要な時、すなわち肝心な時に、受け取りが少ない金額になってしまうという点があります。

 

失業給付をイメージするとわかりやすいですが、失業してどこからもお給料が入ってこない時に、雇用保険料をケチっていたために失業給付が減るのは困るでしょ?

 

社会保険料が削減できるからと言われても、会社は(社長など)いいのですが、従業員のためになっていないという指摘でした。給与を下げて、社会保険料が下がって万々歳ではないのです。傷手も、将来の年金も、下がってしまうことが従業員に周知されていないようだと。周知しているのかもしれませんが、本当に理解したのかはわかりにくい。

 

年金も繰り上げすると損ですよ、と言って何度も説明していても、いざ、障害年金が受け取れない、となった時には、「そんな不利なことがあるなんて聞いていない」となるように、こういう点は、何度も何度も繰り返し、説明する義務があると思うのですよね。

 

それに、公的年金だけでは少ないから、少しでも上乗せしたいのでしょ?1階部分や2階部分を削って、 3階を作る元手にするって、おかしくないか?

 

というか、退職金制度(企業年金)を導入するのなら、社会保険料削減が目的ですか?従業員の老後のため、でしょ?

 

その出発点から考え直したほうがいいよねと、思いました。

 

そのようなこととは関係ない、1階建て(基礎年金部分)になってしまう、自営業の人は、小規模企業共済制度とかありますけど、個人型確定拠出年金(iDeco)も検討してみてください。

 

投資をやったことがない人なら、このような税金面のバックアップがあるものから投資を始めるのがいいかと思うのです。いずれにしても、余裕資金で、ですね。貯金ゼロ円の人は、確定拠出年金うんぬんよりも貯金が先になりますが。