埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳。専門家(DCプランナー1級取得)の視点で少額から始める投資、新しい技術、新しい製品など好奇心の赴くままを書きます



ムック本での、確定拠出年金の本を読んでみた

日経マネーの「確定拠出年金をはじめよう」

ムック本の名前があおっていますが、「老後不安を解消!確定拠出年金をはじめよう」を読みました。

 

マネー誌を読んだことがない人にも興味深く読むことができると思いますよ。確定拠出年金と書いてあるわりには、確定拠出年金のことは、前半、それも3分の1くらいしか書いていなくて、主に、関連の投資関係の話ですが、なかなかおもしろかったです。

 

でも、こういうものは、読み始めると止まらず。

 イデコ(iDeco)個人型確定拠出年金の手数料比較もあり

対談あり、イラストありで飽きさせない構成です。税制の3つのメリットも書いてありますし、その他の書籍でも書いてあるような内容といえば、そのような内容でありますが、個人型確定拠出年金の手数料比較表もあって、一覧するのに便利です。

2016年10月中旬現在の、手数料と扱っている商品の数もあります。

 

そうやって比較すると、商品の数はSBI証券が飛び抜けています。続くのがスルガ銀行、野村證券ですね。10月中旬時点では。

 

もう少し、運用にかかるコストという面で信託報酬についても書いております。

 

さらに、楽天証券とSBI証券の運用商品比較までされていましたよ。

 

運用商品も分散がいいのですが、どのように選んでいったらいいのかについても書いてありましたので、まさにマネー誌ならではの実践型です。

 

積立は長期で考える。短期の動きに惑わされない

積立に関しては、クイズなんかもありまして、実際のロシアの某株の投信で、リーマンショックの頃、2008年初めからなんとマイナス80%も下落したそうです。

 

投げ売りしたくなりますよね。もし、この投信に2008年の1月頃にでも買っていたら、泣きたくなります。2009年末でも、回復したとはいえ、まだマイナス40%だったそうです。しかし、2年間、毎月一定額を積立していた場合は、31%の利益になっているとのこと。なぜ?と思いますよね。

 

それは毎月コツコツと買っていることで、価格が下がった時に買っていることで、バーゲンセールの時に買っているようなものになっているのです。

 

例えばですよ。まんじゅうを100円で買いました。次に行ったら、なんと安売りで20円になっていました。その次に行ってみたら、今度は少しあがっていて、60円になっていました。今、手元に3個のまんじゅうがありますが、1個あたり平均するといくらになるでしょう?

 

そして、その今手元にある3個のまんじゅうを1個あたり80円で買ってやるよ、というお友達がいました。売ったらいくらの利益になるでしょう(まんじゅう100円の時に売れたら、もっと嬉しかったですけど)ここまで単純ではないにせよ、考え方がわかりますよね?

 

まんじゅうの例でいえば、100円で売っている時に一気に3個買ってしまった人なら、お友達が1個あたり80円で買うと言っても損ですね。

 

高い時期にどかんと買っていた人なら、マイナスですが、その2年間にコツコツと買っていたことで、2008年の時期に比べたら、安く買えたことになるので、トータルの利益は+になっちゃうのですねぇ。これをドルコスト平均法と呼ぶ買い方なのです。

 

このように確定拠出年金だけの知識にとどまらず、じわじわと投資に関することを書いているのですよ。

 

真ん中あたりは、長期に投資に役立つ知識について書いてあったり(ここらへんはNISAまで登場します)、日経マネー誌の記者が実際に買っている投信のことが書いてあったりと、確定拠出年金とはいうものの、という内容になっていきます。

 

最後の部分は、個別株の話にまで行ってしまって、確定拠出年金はどこへ?なのです。

 

米国債や米国株の話、外貨預金、さらにはふるさと納税のこと、はては、百貨店積立まで(最後のきわめつけは、補助金の話ですよ)。

 

確定拠出年金だけにとどまらず、投資全般を知りたい人、好奇心がある人には、おもしろく読めます。ムック本のお値段もお手頃ですし。

 

ということで、興味をもった方は、読んでみてはいかがでしょう。マネー誌なんか読んだことないよ、という人も、入門、ということで。

老後不安を解消! ! 確定拠出年金(DC)をは じめよう(日経ホームマガジン)

老後不安を解消! ! 確定拠出年金(DC)をは じめよう(日経ホームマガジン)

 

 確定拠出年金の運用商品は投信が主でしょうから

それと確定拠出年金の口座を開く準備だけはしたのだけど、運用商品を読んでいるうちにどれがいいのか、わからなくなった人や、この際、投資信託について勉強したい(確定拠出年金だけでなくNISAでもいいのですが)、という人は、これもありますよ。

 

これもマネー誌、ダイヤモンド・ザイの編集部が作っているものですね。

こちらも、人気のようですよ。