独学でやってもダメなら学校を考えるということでもいいのでは
おそらく、資格予備校の先生に聞いたら、十中八九、宅建士の試験は難しいから、資格予備校に通わないと合格できないよ、と答えることでしょう。
しかし、私はあえて、言いたい。資格予備校に通うことのできる費用がない人も、悲観してはいけないよと。
中にはどこからかお金を借りてきてまで、資格予備校に行くべきと言っている人もいるようだけど、ちょっと待った!です。
資格予備校に行かないと合格できないと思い込んでいないかとその情報を疑ってみてください。
宅建士の合格発表があると、合格した人が○○予備校に行っていたとかブログに書くかもしれません。そういうのを読むと、やっぱり学校に行かないと合格しないよなと、思ってしまうかもしれません。
しかし、お金がないのに、無理して行くこともないです。合格した後に、2年の実務をやっていない人は実務講習実施機関で講習を受けますが、よくよく聞いてみると、独学でも合格している人はいますよ。
宅建士の試験なら独学だって合格してるよ
資格予備校に行くだけで終わってしまって、家で何も復習をしない人と、独学でも毎日過去問10ページやっていた、という人なら、合格するのは、独学の人だと思いますよ。
私も、もちろん宅建士(私の時代は宅地建物取引主任者試験)は独学です。それも、中古本を買って、安く済ませました。これはあまりおすすめしないけど。
なるべくなら、最新の改正後の情報が書いてある本のほうがいいです。
しかし、宅建士はそれほど、改正、改正、改正の嵐ではない資格試験です。社労士に比べたら、それほど変化なし。
現在、すでに教科書、問題集をもっているのなら、それを活用しましょう。
これからの人は、できれば最新のものを買いましょう。
私は、眼鏡のおじさんが表紙にあるテキストを買いました。
しかし、今はTACの教科書が人気のようですね。どの教科書を使えば合格できるかということは、それほどないですから心配しないでいいです。
多くの人が使っているようなテキストでかまいません。あとは、自分との相性ですから。
とにかく、このような教科書を買いまして、ざっと読みます。
ここで、細かいことが気になって先に進めない人がいますが、それは危険なサインです(笑)。
多少わからなくても読みとばします。通読するのを目標にしましょう。
1に過去問、2に過去問、3も4も過去問
大事なのは、教科書ではなく(それもそれで大事だが)、過去問です。
問題集です。問題集は、最低でも4回まわしてください。その時、こっちの問題集がいいと聞いたからとか、いやあっちがいいと聞いたとか、何冊も買い込まないでください。
過去問を解いてみてわからないことがあったら、教科書の出番です。そのわからない部分をじっくり読みます。だからこそ、最初の教科書の通読は、ざっとでいいのです。教科書の本格的な出番は、過去問を解く時です。
みんなが欲しかった! 宅建士の問題集 本試験論点別 2017年度
- 作者: 滝澤ななみ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2016/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これならこれと決めたら、4回全部まわして解き終わるまで次の問題集を買わない!くらいの気持ちでいましょう。
あれこれ買っても、どうせ最後までやりませんから。
同じ問題集だと答えを覚えてしまう、という人がいますが、答えを覚えていいですから、その時ついでに、ここがあっているから(もしくは間違っているから)選んだということも覚えてしまいましょう。
そうしないと、別の聞き方をしますと、過去問とそう変わらない問題なのに、間違えてしまった、ということになります。
過去問はやりましたから、とにかく、新しい問題をやりたいと言う人にきまって、過去問と似たような問題を作ってみて答えてもらうと、答えが間違っているのです。
過去問はとにかくやりとげる。最初は、1問解くのに時間がかかるでしょうから、進むページも少しだけかもしれません。しかし、4回目の時はかなり早く解けるはず。
最初は時間がかかってもいいです。教科書の通読は時間をかけすぎないようにしますが、過去問は、1回目は時間をかけていいから、やりとげます。
2回目はそれより1歩でも2歩でもいいから、早く解けるようにする(もしくは、ページ数を進ませる)。
4回目が終わったら、予想問題など直前期に出版されますから、それにトライです。
もし、私のように4回目終わらなかった人は、予想問題をちょっとやるよりは、過去問を終わらせましょう。
1に過去問、2に過去問、3に過去問です。
それだけ独学でやってみても、合格できなかったなら、その時に、資格予備校に行くかどうかを考えてみてもいいかと思います。
最初から資格予備校に行かないと、合格できない試験なのだというのは思い込みかもしれませんよ。資格予備校に行ってさえすれば、合格できるというものでもないことは、資格予備校に行っているのに、不合格だったという人がいることからもわかるでしょ?
お金を工面してまで、資格予備校に行くのはどうよ、と思ったわけですが、まずは過去問やってみましょうよ。