埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳、専門家の視点で気になったこと、新しい技術、新しい製品など好奇心の赴くままを書きます



労働保険に入らないと経営者のほうが怖いよという話

11月は「労働保険適用促進強化期間」ということなので

人をひとりでも雇ったら、労働保険、特に労災に入らないといけません。

 

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お散歩で見つけたガスタンク

 

雇った人がパートだから、アルバイトだからというのは理由にならないのですよ。もし、会社でケガをしたらだれがその費用を払うのでしょう。

 

それも、かなりひどいことになったら、だれが補償するのでしょう。

経営者の責任は免れませんね。

 

誰もが予想なんてできないのです。今日元気でも、明日は会社の廊下ですべって、頭を打ってそのまま意識が戻らない、ということが可能性ゼロとはいえないのです。

 

そのような最悪の事態を考えるまでもなく、労働保険は、強制加入です。うちの会社は自分と従業員ひとりだけの小さな会社だから、というのも関係ないのです。

 

それに加入していないことがわかると、追徴金が課されることもあるのです。労災はひとりでも加入です。

 

雇用保険は、いわゆる失業保険のことです。ほとんどの場合、人を雇ったら、雇用保険の適用になりますが、以下のことがいずれにも当てはまる人は雇用保険に加入となります。

31日以上引き続き雇用されることが見込まれる場合

1週間の所定労働時間が20時間以上の場合

 

2週間だけとかいうのでしたらともかく、たいていは1ヶ月以上働いてもらうでしょうし、週に3日1日3時間だけ、という人ならともかく、これも条件を満たす場合が多いのではないでしょうか。

 

そうなりますと、労災保険、雇用保険ともに加入ですね。とにかく、パートでもアルバイトでも臨時でも、正社員だけが労働保険に加入ではなく、人を雇ったら労働保険に加入だと思ってください。

 

それと、たまにあるようなのですが、うちの会社は飲食店だから入らなくてもいいでしょ、という人もいますが、飲食でアルバイトばかりという場合でも関係ないのです。飲食店だろうと、工場だろうと、小売店だろうと業種は関係なしです。労働保険の適用は適用ですから。

 

しかし、どうやって手続きをすればいいのかわからないという時は、労働保険事務組合に委託するのもありです。

 

もちろん、社労士でもいいのです。

 

意外と知らない人が多いのが、労働保険事務組合です。

 

www.mhlw.go.jp

 

このようなところがあるので、そこにお願いしてしまうのも手です。

 

労働保険事務組合に労働保険の事務処理を委託するには、まず「労働保険事務委託書」を労働保険の事務処理を委託しようとする労働保険事務組合に提出します。  

委託する際には、団体への入会金・委託手数料等が必要になる場合がありますので、必ずご確認ください。

 

労災の保険料など、なんだかよくわからないなというのでしたら、労働保険事務組合に委託してしまえばいいのです。ここでは、小さな会社が対象となっています。

 

さらに労働保険事務組合なら、以下のようなメリットがあるのです。

主なものは、申告や納付と言った総務や人事でないとわからないような事務をおまかせできること、そして、労働保険料の納付を年に1回で払うのでなく、3回に分割払いができることです。

 

 1.労働保険料の申告・納付等の労働保険事務を事業主に代わって処理しますので、事務の手間が省けます。

2.労働保険料の額にかかわらず、労働保険料を3回に分割納付できます。

3.労災保険に加入することができない事業主や家族従事者なども、労災保険に特別加入することができます。

お近くの労基署で、事務組合がどこにあるのか聞くことができますし、商工会議所でも事務組合のことを聞くことができます。

 

例えばこのように

www.kawagoe.or.jp

 

このように、身近なところにあるはずですので、うちの会社は労働保険はまぁいいか、なんて思わないでください。回り回って実は、経営者のためにもなるのですから。

 

11月は、労働保険適用促進強化期間ですので、労働保険のことを目にする機会もあるでしょう。そういう時にこそ、労働保険、特に労災のことを思い出してください。