埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳、専門家の視点で気になったこと、新しい技術、新しい製品など好奇心の赴くままを書きます



フィデュシャリーデューティーとFP

フィデュシャリーデューティーとは、受託者責任

 

何でもカタカナにすれば意味わからなくできるぞ!えっへんと思っていませんか(笑)と穿った見方をしてしまうほどの言葉です。フィデュシャリーデューティー。

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金融庁の金融審議会で話し合われたことが報道されていました。

 

フィデュシャリー・デューティーについて簡単にいえば、受託者責任です。企業年金連合会のサイトにも載っています。

 

www.pfa.or.jp

 

専門家的説明は、上記のとおりなのでしょうが、私なりに解釈すると、お客様の利益を一番に、といったところでしょうか。

 

お客様にわからないように、これが儲かりまっせ、とそそのかして、後でがっぽり、その商品を売った手数料をもらう。「お前も悪よのう、ワハハ」と、自分の都合で手数料をもらっていたなんてことはいかんぞ、なのです。

 

知らないところで自分の利益最大化の裏があるなんてことしちゃいけない、ということだと解釈しています。だって、それではお客様の利益を損なっていることになるではありませんか。

 

金融庁のページでは、下のように公表されていました。

国民の安定的な資産形成とフィデューシャリー・デューティー2 

 

金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第4回)議事次第:金融庁

 

金融庁の審議会について書かれた記事として、日本経済新聞の記事を一例としてあげます。

2016年8月2日記事より引用

金融庁、金融機関の販売姿勢検証 仕組み債など問題  :日本経済新聞

 

金融庁は2日の金融審議会で、金融機関が顧客の利益を最優先に行動しているかどうかの検証結果を公表した。具体的には金融商品の販売、開発、運用の現場での問題事例を挙げた。例えばデリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ仕組み債などの複雑な商品が顧客の理解を十分に得ることなく販売されている点を問題視した。

 

金融庁が顧客本位という観点で包括的に金融機関の姿勢を検証したのは初めて。幅広く対象にしたのは「(注目されている)手数料の開示にとどめないという意思表示」(幹部)だ。  

(以下、略)

 

この点に関しては、ファイナンシャルプランナーは、どうなん?と聞かれることもあろうかと思います。

 

銀行の窓口でお客様に最適な投資信託を、と相談した時に、窓口で対応してくれた人の名刺に「ファイナンシャルプランナー」と肩書が書かれたものを渡されますと、どうしてもそのような疑問が出てくるでしょうね。

 

こうなりますと、その銀行員は「お客様の目的をお聞きしますと、うちの商品よりも○○銀行の△△がいいですよ。そちらで買ったらいかがです」なんて言うわけありません。

 

さらには、自社に出入りしている銀行員なら、「ノルマがあるんです」と泣きつかれることもあろうかと思います。

 

そうなりますと、ファイナンシャルプランナー?ああ、保険屋さんにいるよね、とか、銀行の担当者ですか、となりまして、「自社の商品」を売る人というイメージができないかと、心配になります。

 

本来のファイナンシャルプランナーは、それでいいんか?

 

 と思っていたら、そのことに関連した問題が書かれた記事もありました。

 

「高すぎる手数料」の外貨保険金融業界に待ったなし? | ZUU online

 

上記記事は、じっくり読んでいただくして、、、

 

私としては、本当にお客様の利益になっているのなら、手数料をいただいてもいいかと思うのです。それによって、お客様も利益を得るわけですし、ファイナンシャルプランナーも、無料で商品の研究したり、勉強することによって無償奉仕することも避けられます。

 

日本の場合、どうしても相談料を払うというような、目に見えないものを払いたくない傾向があるので、販売した商品のキックバックがないと、どこからもお金がいただけないイコール業務として成り立たない、ということになってしまいます。

 

無料相談会だと人が集まるが、有料となると人がどーんと減るように、相談自体にお金が動かないとなりますと、このような方法も認められるかと考えるのです。

 

アドバイス、相談にのる人の業務が成り立たないとなりますと、そのような知識を持っている人が友人にいる人、もしくは、自分で研究する人しか、いなくなり(それも偏った知識になりそうだが)、これまた、複雑な商品を理解したうえで、買うことから離れていきそうです(気軽に相談にのってくれるのは重要かと)。

 

まぁ、中には、個人相談として、これいいですよとか、個別商品をおすすめしているのではないかと思われるブログ(アメブロなど)でみかけますが、それもまた、問題ですよね。中には、時計だとか、絵画に投資、をすすめる人もいるようで。これはメルマガでも見かけますね。

 

お客様の立場からは、個別商品、「これなら儲かる」を聞きたいでしょうし、ドンズバ言うファイナンシャルプランナーのほうが人気が出そうですが、これまた、いいのかと思ってしまうのですよね。踏み込んだファイナンシャルプランナーのほうが、多少相談料高くても集客できそうなのですけどね。。。

 

話がずれましたね。この話題については、いずれ書くとして、フィデュシャリー・デューティーについては金融機関にとっては痛し痒しだろうなと思われます。でも、そういう世の中ではないのだよ、という気持ちを切り替えないと、世間の流れに置いて行かれると思うのですがねぇ。