埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳、専門家の視点で気になったことを書きます



103万円や106万円、さらに130万円の壁と壁ばかりですが

壁ばかりですが、年金は増やしておくほうがいいです

壁と言われる金額は、いろいろとありますよ。

f:id:rumimarusr:20160616174440j:plain

今年(平成28年)10月から、501人以上という前提はありますが、パートさんも社会保険の適用になると言われています。従業員501人以上の会社でパートとして働く場合、

1,勤務時間が週20時間以上、

2,1ヶ月の賃金が8万8千円以上(年収106万円以上)

3,勤務が1年以上の見込みあり、

4,学生ではない

の人は、厚生年金保険、健康保険の加入対象になります。これが、130万円の壁が106万円に変わると言われるゆえんです。

(上記は一般的なことで、もっと細かい決まり、賃金には結婚手当は入らない、などがありますから、具体的には日本年金機構に確認が必要です)

 

一般的なことは、厚生労働省のページで確認してください(下部ページを参照)。

 

www.mhlw.go.jp

 

目先のことで考えると、社会保険料取られるなんて嫌!となりますが、長い目で見たら、年をとって老後になってから働くよりも今のうちに年金額を増やすということで嫌がらずに、前向きに、このことを考えてみましょう。

 

日本の年金は夫婦で考えて創られているので、離婚という時に、特に女性は心もとない年金額になります。離婚をすすめるわけではありませんが、ずっと専業主婦(3号被保険者)のままですと、老齢基礎年金くらいしかない(お勤めしたことない人なら余計に)、ということになります。

 

離婚時の年金分割制度は、夫が受給している年金額を半分もらえるわけではないことは知られるようになりましたが(婚姻期間中の厚生年金記録の分割)。

 

自分の公的年金の年金額を増やそう、といいますと、必ず、年金制度は崩壊するとか、日本は破綻するとか、いわれてしまいまして、保険料を払うくらいならその分自分で貯金するから加入したくない、となりますが、そこまで日本がなるということは、その時、銀行の預金や保険会社の保険は、どうなっているのでしょうか。

 

公的年金には税金も投入されているのです。日本が破綻だとかいうのなら、預けている預金や入っている保険は安心、銀行や生命保険会社は大丈夫なのでしょうか。

社会保険料の壁と税金の壁

余談はさておき、専業主婦もしくは、パートとして扶養範囲内で働く主婦は3号被保険者になっていまして、国民年金に加入しています。年金保険料に関しては、金額を負担する必要はありません。

 

ただし、夫が自営業や非正規雇用で厚生年金保険に入れない人ですと、専業主婦であっても年金保険料を祓います。

 

同じ専業主婦でも、保険料を払う人と払わない人がいます。

会社の健康保険も、夫の扶養家族になっているなら、保険料を払うことはありません。

 

国民健康保険の場合は、世帯として加入します。国民健康保険料は世帯主あてに納付書が来ます(国民年金保険料の市町村と、国民健康保険税の市町村あり)。

 

統計的にみますと、専業主婦と言っても、完全な主婦だけというよりは、パートなど収入がある主婦のほうが多いです。

 

そのような方は、130万円の壁ということを聞いたことがあるかと思います。一般に130円を超えると社会保険に加入する義務があり、保険料を払うことになり、さらに夫の税金にも影響があります。

 

税金の場合を見ると、年収100万円から住民税がかかり、年収103万円を超えると所得税もかかり、年収141万円をこえると配偶者特別控除もなくなる、という、これまた壁があります(社会保険のみならず、税金も壁あり)。

 

現時点では、103万円から130万円の間は、社会保険料は払わないでいいが、税金には影響があるということです。

 

夫の会社に配偶者手当、扶養手当があるとなると、さらに複雑でそのことも考えたうえで、上記の壁を超えるか、超えないで働くかの選択になります。一般的には130万を超えて160万円くらいだと、「出」が多くなってしまうようです。しかし、収入を抑えてまで、安く働くのがいいのか?

 

この130万円の壁も、今回の改正で、106万の壁になる人もいます。今回は従業員501人以上の会社で働くパートさんが対象と言われていますが、いずれ、もっと少ない従業員の会社も対象になっていくことでしょう。

 

年収106万円以内に抑えて働くのがいいのか、これはそのご家庭ごとに決め方は違うでしょう。家計収入や将来収入、世帯としての収入など、もろもろを考慮して決めないといけませんからね(損得だけでなく、夫が反対するとか、いろいろあるのでしょうな)。今のうちに「壁」を頭において、将来の家計を話し合っておいてもいいかと思いますよ。

 

106万円の壁という言葉で、多くの人が間違っている点を書きました。

こちらもどうぞ

yukajimu.hatenablog.jp