埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳、専門家の視点で気になったこと、新しい技術、新しい製品など好奇心の赴くままを書きます



『確定拠出年金の教科書』(山崎元著)を読んでいます

確定拠出年金に入れる人の範囲が拡大するので

現在、山崎元氏の『確定拠出年金の教科書』を読んでいる最中です。

 

山崎元氏の書き方は、ズバっと言う書き方なので、モヤモヤしなくていいです。こうともとれるけど、こうもできるみたいな書き方ですと、頭に入っていかないのです。

 

まだ、最初の3分の1くらいしか読んでいませんが、私の思うところとほぼ同じでした。

 

それにしてもこの『確定拠出年金の教科書』ですが、教科書というだけあって、横書きです。どんな感じなのか、写真を貼っておきます。

f:id:rumimarusr:20160614005723j:image

 

私は、この手の確定拠出年金に関する本は、いろいろと読んできましたが、どれも縦書きでした(1冊くらいは横書きがあったかも)。そのため、最初、横書きが慣れなかったのですが、そういえば、セミナーにしろ、勉強会にしろ、説明資料は横書きだなと思った瞬間から、読み慣れてきたので(笑)、これは単に私の感覚の問題だと思います。

 

セミナーと書いて思ったのですが、この本、確定拠出年金セミナーなんかに出るよりもずっと安上がりですよ。3時間程度のセミナーを受講したくらいのことは書いています。それだけ濃密です(まだ、3分の1までしか読んでいないが)。

 

後ろの部分は、まだパラパラと読んだだけですが、ほとんどのことは網羅されていますね。確定拠出年金というものの制度のお話や、運用に限って書いてある書籍もありますが、これだけ書いてあれば、教科書といえるだろうなと思いましたよ。

 

最近、確定拠出年金、確定拠出年金と言われるようになりましたが、まず、公的年金あっての確定拠出年金ですからね。

 

やたら公的年金は破綻すると言われ続けていますが、山崎元氏も

結論から言うと、公的年金は破綻しないだろう。より正確には、将来、今より「使いで」は随分減るとしても、ゼロにはならずに、無視できない大きさの支給額が残るだろう。

 書いています。私も同意見ですね。公的年金で優雅な生活は望めませんが、破綻するかというと、しないだろうという立場です。

 

若い人の場合、どうせ払うだけ損だとか、いろいろ言われますが、本当に自分で調べてみたのかな、と思います。

 

だが、「自分たちの世代はどうせ公的年金は払い損なので、関わらない方がいい」のかというと、そうではない。将来ある程度の所得を見込むことが出来る人は、公的年金に加入して保険料を払う方が得になる場合が多いだろう。

 基礎年金部分は、国庫からお金が行っているのです(昔は3分の1、今は2分の1)。すなわち、税金が投入されているのですから、税金は払っておきながら、みすみすその分を捨てることはないわけですよ。老齢でもなんでも基礎年金をもらえばその中に税金分が入っているのですから。

 

まぁ、公的年金のことはこれくらいにしまして、確定拠出年金です。

 

この本には、確定拠出年金とNISAとの違いも書いてあります。確定拠出年金は、選べる商品が限られていますし、よくNISAとの違いをみて、お金を割り振るといいでしょうね。確定拠出年金には、心配だからと元本確保型を入れている人が割合としては多いと聞いていますが、私は確定拠出年金には元本確保型を入れるのはもったいないと思っています。

 

自分が自営業ですから、どうしても確定拠出年金でも、個人型の部分を熱心に読んでしまいますが、個人型の場合、運営管理機関の選び方が大事ですよね。この『確定拠出年金の教科書』では、運営管理機関についても書いていまして、アルファベットで、Dとか、Eとか、ほぼ匿名にしていますが、そこはかとなく、漂ってくるニオイが。。。

 

確定拠出年金の中で選べる運用商品の中には、とにかく、「地雷」があるので、それには気をつけましょうということが書かれていますので、個人型確定拠出年金をこれから始めてみようかなの人には、ぜひ、お読みいただきたいと思います(強く、強く)。個人型の場合は、自分で運営管理機関を選べるのですから。

 

あっ、あと企業型確定拠出年金ですと、会社が制度として投資教育を行ってくれていると思いますが、それも誰が実際の投資教育をしてくれるのか、気をつけたほうがいいそうですぞ。「カモの養殖場」の場合もありますから。

 

企業型の確定拠出年金において、特に不適切なのは、実施するべきとされている投資教育を、確定拠出年金を取り扱う取引金融機関に丸投げしているケースだ。

これじゃ、バイアスかかっているに決まっていますよね。

 

運用に関する教育的な情報提供は、運用会社や運用商品の販売者ではない独立した専門家から提供されることが望ましいと強く申し上げておく。

 

 金融機関から嫌われるようなことを言ってくれるくらいが、公平な情報提供でしょうね。

 

これから確定拠出年金を検討してみようかなぁと思う方は、どうぞ。

↓↓

確定拠出年金の教科書

 

確定拠出年金の教科書