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埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳、専門家の視点で気になったことを書きます



健保組合の料率が上がったけど、それでもお得

健保組合の保険料率の上昇は9年連続

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健保組合の保険料率が上がったと報道されていました。少子高齢化社会ですから、これからの傾向としては一時的に少しだけ下がることはあるのかもしれませんが、ずっと下がっていく、なんてことはないでしょうね。

 

朝日新聞2016年4月22日記事より

健保の料率、最高を更新 16年度平均9.1%に 9年連続上昇:朝日新聞デジタル

 

大企業の会社員らが入る医療保険である健康保険組合の2016年度の平均保険料率は、過去最高の9・1%になった。前年度より0・08ポイント高く、上昇は9年連続。

 

 健保の料率と書いてあったので、協会けんぽの話かと思っていましたら、健保組合のほうでした。料率は9年連続の上昇で、一人あたりの保険料としては7年連続増加だそうです。

 

ご存知のように、健康保険は、月収そのものの金額に保険料率をかけるのではなく、ある一定の月収ごとにランクがありまして、そのランクのお金(標準報酬月額)に保険料率を掛け算します。

 

月収195,000円から210,000円未満の人は、200,000万円としての計算です。これに保険料率をかけるのですね。上限がありまして、月収1,355,000円の人であっても3,000,000円の人であってもランクが同じなので、1,390,000円に保険料率を掛け算して健康保険料を計算します。

 

さて、中小企業が中心の協会けんぽに比べれば、大企業中心の健康保険組合のほうが料率が低いことが多いです。平均ですから、これより低い保険料率のところもあるでしょう。特に、東京都にある健保組合の場合は。

 

協会けんぽは、都道府県によって違うので、一概に言えないのですが、私が住んでいる埼玉よりは低いのは確かです。埼玉は保険料率が低いほうなので、例えば、北海道の保険料率をみますと、10.15%となっていました。

 

これからみますと、健康保険組合はいいなぁとなります。

 

保険料率は、支払われる医療費と被保険者、すなわち「保険料を払う人」で決められます。高度な医療などで支払いが増えたそうですが、それにも増して、新入社員が増えたり、今までだったら、退職していた人が再雇用制度を使って働いたりしていることもあって保険料収入は増えたのだそうですよ(だから、これくらいで済んだということで)。

 

 新規採用や定年延長・再雇用の増加で被保険者はこの1年間で約32万6千人増えた。この効果で、今年度の保険料収入は前年度より計約1500億円増える見通しで、保険料率の増加幅は前年度(0・14ポイント)より抑えられた。

 

それでも高齢者の医療費を賄うための負担金が引き続き増えていることから厳しいとの見方もあります。

 

それでも健康保険組合はいいですよ。大企業の、それもあまり医療費がかからない現役世代が中心ですから、健保組合は往々にして、手厚い内容になっています。高額療養費制度も、返ってくるお金が規定のものよりも健保組合独自のものもあってより多く返ってくることが多いとのことです。

 

大企業中心の健保組合ですから、もともとの給与もよく、その高額な給与に保険料率をかけますから、保険料収入も高く、高齢者世代よりもあまり医療費がかからないという点もあるでしょう。

 

その他に、福利厚生面が充実している健保組合もあります。例えば、保養施設、レストランなどが充実していると、ITS、関東ITソフトウェア健康保険組合のことが話題になりました。こちらの健保組合は、ちょっと検索すればいくらでも、「スゴい!」内容が出てきますよ。