読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

生命保険より、社会保険が得意な士業兼業者のファイナンシャルプランナー用雑記帳、気になったことを書きます



平成28年度からの健康保険の改正ー傷病手当金、出産手当金の計算方法変更も

FP的話題 健康保険

平成28年度、すなわち、平成28年4月1日から、健康保険の規定が一部、変わります。

特に、傷病手当金、出産手当金の給付金額の計算方法についてには、注意が必要です。

 

f:id:rumimarusr:20150415165230j:plain

以下、平成28年4月1日からの健康保険の改正について、概略を書きます。

健康保険の保険料に関すること

標準報酬月額の等級が増えること

毎月の健康保険の保険料は、標準報酬月額といいまして、給料そのものというよりは、ランクによって決められてきました。

それが、今までは1等級から47等級までの区分でしたが、改正後は1等級から50等級までとなります。3等級区分が追加されます。

いうなれば、高給の方々にとっては、ある意味、打ち止め、上限があったのですが、その上限が、もっと上へ上へとなったということです。

標準賞与額の上限額が引き上げ

改正前は、上限額が540万円でしたが、これが573万円になります。これは、年度単位での計算です。4月から3月までの累計額ということです。

 

例えば、6月に300万円のボーナス、12月に350万円のボーナスが出た人がいたとします。300万円+350万円=650万円が賞与額となりますが、これが上限額540万円(改正前の金額)までとして計算されていたということです。

この上限額が、573万円になったということです。

 

賞与に対する保険料額は、賞与額から1,000円未満の端数を切り捨てた額(標準賞与額)に、保険料率を乗じて計算された額となります。

 

傷病手当金・出産手当金の計算方法改正

今までは、標準報酬日額を計算して(休んだ時の標準報酬月額÷30日)、その3分の2が支給額でした。

改正後は、支給開始日以前の継続した12ヶ月の各月の標準報酬月額を平均した額÷30日、その3分の2が支給額となります。

 

支給開始日以前の12ヶ月のおのおのの月の標準報酬月額を合計して、平均額を出すことになります。

それを30日で割って、3分の2を掛けることになるのです。

 

支給開始日以前の期間が12ヶ月も無い場合は、「その期間の平均額」と28万円(この金額は、協会けんぽの場合)を比べて、少ない方の金額を基準にします。

今までは、休んだ時の標準報酬月額を30で割った金額でしたから、その「休んだ日の標準報酬月額」が、高額だったら、手当金の金額も高くなりましたよね。

 

そういう直前上げ、ということができませんよということです。まぁ、これ以上は書きませんが。。。

食事療養標準負担額の改正

これは、新聞でもかなり書かれていましたから、知っている人が多いと思いますが、入院した時の、毎食分の食事を患者は定額で負担しないといけません。これが今では260円でした。

 

私の父も3月に入院していましたが、確かに1食260円でした。

これが、4月から360円になります。

 

5月くらいに、また入院予定なのですが、その時は、360円になるのですね。100円高いのか。

 

詳しくは、自分の健康保険のところに聞く

細かい疑問点があるかもしれませんが、協会けんぽと、健康保険組合では違いがあるので(健康保険組合は、手当が厚いこと多し)自分が入っている健康保険のところに聞いてみてください。

 

たとえば、お休みする6ヶ月前に転職していたら、平均はどうやって計算するのか、月の途中で、再就職したら、標準報酬月額は、前の会社を使うのか、再就職した後の会社のものになるのかなど、細かい点で、その人その人の疑問があるかと思います。

 

埼玉県なら埼玉県の協会けんぽや、東京都なら東京都の協会けんぽ、○○健康保険組合なら、その健康保険組合など、自分が入っているところに会社の総務、人事など給与担当者を通じて、聞いてみてください。

 

会社によっては、傷病手当金にプラスして会社独自の制度で別途、お金を支給しているところもあるそうですよ。

 

一般的なこと、全体に共通のことでしたら、ネットでも調べられますが、個別的なこと、人によって違うこと、そういうことを教えてもらえるのは、具体的なことがわかっている会社の給与担当者ですからね。