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埼玉のファイナンシャルプランナーのブログ

ファイナンシャルプランナー用雑記帳、専門家の視点で気になったことを書きます



がん、そして仕事との両立や、お金について

家族が、がんになった方のブログ記事を読みました。

がんではありませんが、私も現在、家族の看病をしています。先日、退院しましたが、今は、在宅療養中です。人ごとでは、ないのですよね。

 

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そこで、同じような方々のために、少しでも参考になることを書いてみたいと思います(今回は、がんを中心に)。

 がんに関する情報や、ポータルサイトについて

なお、がんに関する情報は、以下のサイトが参考になります。ぜひ、一度はみてください。がんと言われた人のみならず、家族のためのページもあります。

 

まずはポータルサイトとして、「がん情報サービス」があります。

国立がん研究センターがん対策情報センター がん情報サービス」です。

 

上記サイトですが、リンクについていろいろな決まりごとや、報告が必要みたいなので、間違いがあってはいけないので、直接リンクを貼りませんが、厚生労働省のページにバナーがありますので、治療と職業生活の両立について のページ(このページ下のほう)にある、がん情報サービスのバナーから行ってみてください。

www.mhlw.go.jp

 

また、がんに関しての統計的なことを調べたい時は、上記「がん情報サービス」のサイトを みると、右上のほうに「がん登録・統計」へのバナーが貼ってあります。ここからいけます。

 

他には、東京都のポータルサイトも参考になります。

東京都がんポータルサイト 東京都福祉保健局

 

それこそ、「がんって何?」というところから、書いていますから、これら2つのポータルサイトを、くまなく見ていけば、何かしら参考になることを見つけられるでしょう。

 

がんに関しては、さまざまなサイト、病院のものから、学会のもの、個人のブログ、教えてサイト、民間療法サイトなどありますが、まずは公的なものからチェックしてみるといいでしょう。

就労とがん治療との両立 

がん患者の3割は就労世代と言われています。20歳から64歳までの世代のことですね。

 

厚生労働省の資料にあるように、

www.mhlw.go.jp

「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」を公表します。 厚生労働省

○生涯のうちに、日本人の2人に1人ががんに罹患

 

○ 年間約85万人※が新たにがんと診断され、うち約3割が就労世代

国立がん研究センター「がん登録・統計」による2011年推計値

 

○ がんの5年相対生存率は向上(平成5~8年53.2% → 平成15~17年58.6%)

 

○ 仕事を持ちながら、がんで通院している者は約32.5万人※

※平成22年国民生活基礎調査に基づく推計

 

 

○ 入院日数は減少傾向にある一方、外来患者は増加傾向

上記、厚労省ページの別紙「がんに関する留意事項」の概要より

 

がんは、お年寄りのイメージあるかもしれませんが、就労世代が、がん患者の3割にもなります。また、仕事をしながら、がんで通院している人は平成22年の古い数値ですが、約32,5万人いるそうです。

 

がん=死の時代でもなく、がんになった=仕事を辞める、でもない時代です。通院しながら、長く付きあう病気のひとつ、となってきているのです(以前よりも入院期間も少なくなっています)。

 

上記、厚生労働省のページにあるように、今は、働くこと前提、治療と就労の両立へ、国もバックアップしている最中です。

参考:「治療と職業生活の両立支援を行うための環境整備」の欄

 

なぜなら、がんで仕事をやめてしまうと、経済的に困難になるからです。

それとともに、日本の社会としても、がんによる損失があるからです。これはがんになった人が全員働けないとしたら、その損失は最大1.8兆円にもなるという推計があります(がんによる損失、最大1.8兆円 厚労省研究班推計2013年9月25日朝日新聞記事)

 

がんに罹患しての生存率は、アップしています。生存率アップとは、がんになっても、「治る」(寛解期も含む)ようになっている、生きているのですから、お金がないと途端に、食べていけなくなります。

 

ほとんどの人が、がんと言われた時点で、仕事は続けられない、両立はできないと思いがちです。

 

休職となっても、まわりの人に代わりに仕事をしてと頼みにくいことや、職場によっては、休むこと自体を許してくれないだろうと思うからです。

 

もちろん、自分自身も体力的に持つだろうかという心配もあるでしょう。

 

しかし、日本人の2人に1人ががんになる時代、就労世代の若い世代もがんになる時代です。がんになったら、会社を辞める時代ではなくなってきているのです。

 

そうなりますと、会社側の意識改革、仕事と治療が両立できる環境にしていくことが求められます。

 

以下のように、厚生労働省でも、パンフレットを作成し、会社側の意識を変えてもらう、両立できるようにガイドラインを設ける、会社側の対応の参考になるような資料を出して、両立支援プランを作れるように、さらには、様式集もひな形をも出しています。

 

治療と職業生活の両立について |厚生労働省

 

 がんとお金

 

さて、がんのためにというと、まず生命保険に入ろうと考えがちですが、それよりも先に国の健康保険制度を調べてみてください。民間の保険は、国の不足する部分を補うということです。

 

がん保険医療保険、いろんな保険に入るとなると、保険料を払うために、年間何十万円も払う人もいて、そのために貯蓄ができない、ということになりがちです。

 

生命保険は、民間の会社です。生命保険の保険料には、セールスマン、セールスレディのお給料も入っているということをお忘れなく。民間よりも先に、国の制度を知った上で、どの保険に入るかを考えてください。

 

それとともに、あまりに高額な民間療法、水だとか、食べ物など、いろんな療法があるそうですが、ある人に効いたとしても、自分に効果が出るとも限らないということを忘れないようにしてください。

 

藁にもすがる思いであることは、理解できますが、それがかえって悪化させる原因となっていたということがないかどうか、注意が必要です。

 

入院、通院でお金がかかりそうな場合は、高額療養費制度を使うこともお忘れなく。以前は、入院だけでしたが、平成24年4月1日からは、外来診療でも「認定証」などを提示すれば、自己負担限度額を超える分を窓口で支払う必要がなくなっています。

 

高額な外来診療を受ける皆さまへ |厚生労働省

 

 本当に、会社を辞めざるを得ないと思う人でも、まずは健康保険の傷病手当金を使うことを考えてみてください。

 

さらには、障害年金の障害状態に該当しないか見てみることも必要でしょう。がんの場合は、下記障害認定基準の「第16節 悪性新生物による障害」のことが多いでしょう(※罹患した部位によっては、別の節が該当する場合もあり)。

 

国民年金・厚生年金保険 障害認定基準|日本年金機構

 

他にも、参考となるようなものを思い出しましたら、追記していくつもりです。

私も、病気の家族をかかえていますから、おそらくこれからも気づくことが出てくるのではないかな、と思っております。